絶滅危惧種
神川橋下河原での活動紹介
(桂川・相模川アジェンダ21市民案より)
”相模川での絶滅危惧種カワラノギク保全活動” |
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相模川の河原で初めてカワラノギクを見た時は思わず小学校唱歌の「野菊」を思い出していた。その後、このカワラノギクが今では多摩川・相模川・鬼怒川にしか見られないことや国の絶滅危惧種にランクされていることなどを知って、明治大学の倉本宣先生の指導のもとで 2008年以来保全活動を続けてきた。これからも多くの方々に関心をもって頂いて保全活動を広げて絶滅を何としても食い止めたいと考えています。 有井一雄 |
さがみ地域協議会では、4月に六倉河原と神沢河原に種まきを行った。 六倉河原は、出水のたびに濁水が流れ、河原の石が土に覆われてきて、オオキンケイギクやシナダレスズメガヤ等の繁殖が凄く、去年までは草刈りをしてきましたが、今年は追いつかないほどになり、草刈りを断念した。 それでも6月にはカワラノギクがそれなりに見られましたが、10月に下見に行ったときは、オオブタクサは下火になっていましたが、クズ、カナムグラ等の蔓がひどくなっていました。 川の流れに近いところは19年の台風の時の洪水で表土がすっかり流され、玉石が残って、昨年はカワラノギクが沢山育っていましたが、その後出水のたびに土が入り込み今年は一面にセンダングサが茂った。草の間にぽつぽつとカワラノギクのつぼみが見え、2か所ほどかたまって生えている個所があるので道を付けるため草刈りをしてみたが、1日や2日ではどうにもならないほどだった。 ※11/23(木)調査では、川の流れに近いところで、100株以上の開花を確認した。 ロゼットも数か所でまとまって見られた。一面にセンダンクサが繁茂していた。 以前に玉石を敷き詰めた圃場はクズが一面を覆っているので調査に入れなかった。 神沢河原の方は、手前の圃場は六倉以上に富栄養化が進み、開花株は4本くらいしか見られません。ずっと前に圃場だった所は玉石が残っていて、ノバラやセンダングサが茂っています。車が入れる所なので、今年はジムニーなどで来て、テントをはり、ソロキャンプをしている人がよくいます。 ※11/23(木)調査では、車が通りできた通路横の草むらに16株の開花が確認できた。 ロゼットは2株の確認だけだった。こちらも玉石河原をセンダンクサが覆っていた。 |
・プロジェクトとしての保全活動 |
・カワラノギクの多様性について(舌状花、株など) |
・河原の植生分布についてモニタリング |
・保全エリア(種子の供給源)確保 |
・地域が主体となった保全活動との協働 |
[シンポジウム要旨] ←クリックするとレジメを見ることができます
カワラノギク枯れた茎の抜き取り
2月19日~3月5日(さむかわエコネット共同作業)
※各圃場共に発芽が始まりました
相模川神川橋下流保全地(新圃場)播種
2023年1月22日(さむかわエコネット共同作業)
相模川神川橋下流保全地周り、ハリエンジュ伐採作業
2022年12月初旬~2023年1月下旬
相模川神川橋下流保全地、満開のカワラノギク
2022年11月6日(日)鑑賞会動画で紹介します
鬼怒川のカワラノギク保全地見学してきました
(うじいえの自然に親しむ会と交流)
日時:2022年10月2日(日)9:20~11:50
※氏家大橋上流カワラノギク保全地、ゆうゆうパーク保全地見学
うじいえの自然に親しむ会 カワラノギク鑑賞会 |
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うじいえ自然に親しむ会(高橋会長、佐々木副会長、加藤前会長他)と保全活動について交流を行った。 鬼怒川沿いの保全地は3ヶ所(※1)に分布して管理されているが、今回は2ヶ所の保全地を見学した。 1)氏家大橋上流カワラノギク保全地で繁茂したオオフタバムグラやカワラヨモギの抜き取りを体験した後、カワラノギクの鑑賞を行なった。こちらの保全地は3区画に分かれて管理され、中央管理エリアは天地返しがされたばかりできれいな玉石の間にロゼットを見ることができた。 2)5月頃までは多くの幼苗が見られたが、6月頃から猛暑日が続いた影響なのか?大半が枯死していまったとのことだった。野兎などが保全地に出てきて若草を食べることがあると話されていた。保全地内や河原の至るところで白く咲いたカワラハハコを見ることができた。 3)ゆうゆうパーク内にミヤコグサ(※2)第1、第2管理地があり、シルビアシジミ(絶滅危惧種ⅠB)食草のミヤコグサやカワラノギクなどが保全管理されていた。こちらではカワラノギクの成長について新たな発見をすることができた。野芝が繁茂した中のカワラノギクは枝分かれが多く見られるが、草丈が高い草と共存する中でのカワラノギクは枝分かれが少ないように見受けられた。また、相模川の河原では見かけることができなくなった「カワラバッタ」の雄を玉石の上で見ることができた。 鬼怒川河川敷は、そのシルビアシジミが継続的に発生を続けている数少ない場所である。 |
相模川左岸神川橋下河原カワラノギク鑑賞会
※11月上旬から満開のカワラノギクお花見を行ないました
10月23日(開花1W後)動画 11月6日(満開)動画
相模川神川橋下河原のカワラノギクも開花間近です
5月~雑草の伸びが早い間は毎週日曜日の9時~有志で圃場の草取りを実施しています
河原入口圃場(左)、最下流圃場(右)のカワラノギクも花芽が膨らんできました
9月中旬から3月末まで相模川左岸の河川掘削工事中です。平日、花見に来られる方はご注意下さい。
毎年初秋の一日、幼稚園児が河川敷を訪れて、虫取りに歓声を上げ、お弁当を食べて過ごします
2022年5月_相模川神川橋下河原カワラノギク保全活動
youtubeで動画が視聴できます。
2022年4月_相模川神川橋下河原カワラノギク保全活動
さむかわエコネット、相模川湘南地域協議会
・種まき準備 ・種まき 草取り
・枯れた茎の除去 最下流の圃場 ・圃場周りの草刈り
2022年2月20日 相模川神川橋下河原の新圃場でカワラノギク種まき準備
youtubeで動画が視聴できます。
2022年2月6日 相模川神川橋下河原でカワラノギク種まき準備
シナダレスズメガヤ抜き取り(除去)、河原のゴミ拾いも行っています
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2021年度相模川神川橋下河原での活動紹介です
(パワーポイントとナレーション)
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2022年1月相模川神川橋下河原、新圃場完成とカワラノギク保全活動を紹介します
さむかわエコネット・相模川湘南地域協議会
2022年1月30日 相模川神川橋下河原、台風の洪水で流され新たに造成した新第1圃場の播種準備を進めています
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2022年1月16日 相模川神川橋下河原、新圃場完成とカワラノギク保全活動を紹介します
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2022年1月8日 相模川右岸高田橋下流六倉圃場のカワラノギク種取り
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2021年12月26日 相模川神川橋下河原のカワラノギク種取り
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2021年12月19日 相模川神川橋下河原のカワラノギクと保全作業
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2021年カワラノギクお花見(六倉河原)
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2021年カワラノギクお花見(神川橋下河原)
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相模川下流域 神川橋下河原でのカワラノギク復元活動
2011年度(5月11日)~2013年度の紹介
桂川・相模川流域協議会 相模川湘南地域協議会 カワラノギク保全活動報告